お久しぶりです。
さて、皆さんの中にガチマッチにおいて「味方が塗らない」「ホコ持たない」「ヤグラ乗らない」と頻繁に思っている方はいませんか?
もしくはTwitter等でそのようなツイートを見かけることも少なくないと思います。
今回の記事では、何故味方がそうなのかということについて、私なりに1つの解釈を与えようと思います。
結論から言いますと、味方がそういったプレイングをする理由は
「その方が勝てるから」です。
詳しく話していきましょう。
「キャリーする」って何?
splatoonにおいて「キャリー」って表現よく使われると思うんですけど、キャリーするって実際にどういうプレイをすることだと思いますか?
色々あるかもしれませんが、私は「圧倒的に多くのキルを取る」ことだと思います。ルールへの理解がいくら薄くたって、リスキル出来たら勝てますよね、このゲーム。
ガチマで勝てる人の特徴
プロゲーマーのような有名配信者を数名挙げてみてください。その挙がった配信者の中で、ガチマにおいて「塗る、乗る、持つ」の立ち回りをメインにして高い勝率を叩き出している人は何名いるでしょう。
ただし、ここで言う立ち回りのメインとは、「キルよりも優先する」ようなことです。1試合に2,3回ぐらいホコ持つよ!程度の話ではありません。
私は配信者界隈あまり詳しくありませんが、ほとんどいないと思います。要はキルでキャリーしてる訳ですね。
ガチマはキャリーするのが上手い人が勝つ、というツイートを見かけたことがありますが、本当にその通りだと思います。
塗る、乗る等のルールを意識した戦い方は、キルという重要項目を味方に依存しがちになってしまう為、継続的に何連勝もするのはやはり厳しくなってしまうんですよね。
ここまでのまとめ
ガチマにおける戦い方には、大きく分けて「ルールを意識する」「キルを意識する」の2パターンがあります。そして、多くの人は後者を選びます。
何故かというと、
「ルールを意識する」場合→味方にキルを任せる為、対面能力において味方が敵に負けていればもうどうしようもない。
「キルを意識する」場合→味方にルールへの意識が足りていなかったとしても、継続的にキルを続ければ味方がどこかで気付く可能性が高い。
どちらかを選べばどちらかを味方に任せることになるが、キルが完璧に出来ているのであれば味方がいくら無能でも勝てます。
連携した方が勝てるのは当然
先程までの項で、ひたすらキルに走る方が強いというのは分かっていただけたかと思います。
でも、チーム戦なんですから塗ったり乗ったりする人がいた方が勝てますよね?なんでそれに気付ける人って少ないんでしょう。
私はこの話は「囚人のジレンマ」というものに近いと思います。経済学において使われる用語で、詳しくは各自調べてみてほしいんですが、「個人の利益と社会の利益が一致しない」状態、みたいな感じです。
今回のガチマにおける話を例に挙げると、
利益→対戦に勝つこと
個人の利益→キルを取りにいく方が勝てる
社会の利益→キルと塗りを分担して連携した方が勝てる
つまり、自分の利益を追求して全員がキル取り合戦をしに行った結果、連携がまともに取れず何だか変な試合になってしまう、みたいなことです。
なので、splatoonにおいて味方が信用出来て連携の取れるリグマがガチマより楽しいのは、ある意味当然なんですよね。キルを取ることにしか喜びを感じられない人はその限りではないかもしれませんが…。
まとめ
今回はガチマにおいて味方が塗らない、乗らない、持たない理由を考えてみました。
より勝率の高さを全員が求めた結果、勝率が下がってしまう戦い方をしているということですね。果たしてこの問題に解決の糸口はあるのでしょうか…。
この記事を読んだあなたは、これからどのような立ち回りを意識しますか?
最後に
途中で出てきた「囚人のジレンマ」は、研究の関連で調べてた時に知ったものです。しかし、あんまり詳しい知見は持っておらず、今回の使い方も間違っている可能性があります。
詳しい方で、訂正や補足がある方は是非ともコメント欄へ!