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【矛盾は気にせず情報を出せ】マダミスプレイのコツ その弐

お久しぶり過ぎる第二回です。この記事では、個人的に考えるマダミスプレイのコツを紹介しています。基本的にはロールプレイではなく、マダミスで「勝つ」「より多くの点数を獲る」ことを目的としたものになります。

※また、今回は犯人(黒)側のプレイの話です

 

その壱はこちら

 

さて、今回のタイトルは「矛盾は気にせず情報を出せ」です。マダミスで犯人やそれに類するポジションとなった時、「いかに矛盾しないよう嘘をつけるか」を皆さん考えると思います。矛盾すると嘘がバレるので、誰でもやる思考ですね。

ですが、今までマダミスをやってきた身として、よく思うことが2つあります。

①人は会話の内容を何時間も覚えていない

あなたがマダミスで白側の配役だったとして、前半の会議や密談で会話したこと、ちゃんと覚えているでしょうか。特にカードを引くタイプのシナリオの場合、「カードの内容をメモする」ことを意識して、会話に目を向けてない、というのはよくあると思います。

「あれ?さっきこう言ってなかったっけ?」となることもたまにはありますが、「いやそうは言ってないよ」「ごめん言い間違えてたわ」と返されてそっか…ってなったことがあるの、私だけではないんじゃないでしょうか。

 

②情報量の多い人は白く見られがち

「真相に繋がる発言が多い人は白い」と考える人は多いです。私もそうですし、アリバイ等の確定情報以外ではとても重要な判断基準だと思います。しかし、その実「真相に繋がる発言」ではなく、「真相を暴こうとする姿勢」が大事にされてることが多いとも考えていて、つまり大事なのは「情報量の多さ」なのではないかと思うのです。

 

結局のところ、完璧にやろうとしてしまうことが問題なんじゃないかなと。白をやる時は味方もいますし、ミスっても何とかなるだろうという考えがあるからこそ、突飛な発想が真相に繋がったり、知らずの内に白くなっていったりするものです。

だからこそ黒でも怖気づくことなく情報を出していき、矛盾を指摘されたら開き直って言い間違いと謝る。これでいいと思います。当然どうしても出せない情報はありますから、そこは嘘を作る必要があります。嘘の作り方は"その壱"をご参照ください。

壱と弐に共通して言えることは、「人は咄嗟に嘘をつけない」ということです。咄嗟に嘘がつけないから事前に作り上げる必要がありますし、相手から質問されると慌ててしまうので、自分から情報を出した方がいい、ということです。

 

某有名なメンタリストの方が話していた、「人狼ゲーム等で余計な話をする理由」が

・情報を手に入れたい
・相手の思考を誘導したい
・相手の記憶を奪いたい

だそうです。まんま当てはまっている訳ではありませんが、通ずるところはあるかと。

 

Q.鋭い人がいたらバレませんか? A.はい。

前回の記事でも書きましたが、マダミスは基本的に黒が不利であり、理想的な流れになった場合は白が勝つように作られていることがほとんどだと思います。つまり、「会話の矛盾を全て突ける」ような理想的なプレイヤーがいた場合、どう転んでも黒は負けるのです。であれば、勝負に出る方が良いと私は思います。

マーダーミステリーを説明する時によく使われる表現として、「推理小説の登場人物になりきる」「推理小説の物語を体験する」というのがあります。あまり推理小説を読んだことが無い方でも分かると思いますが、犯人が逃げ切ることなんてありません。

だから、こう考えるのです。もしも鋭いPLがあなたの矛盾に気付いて真相を暴いた時、「より推理小説らしい物語を紡げた」と。慎重故に一言も語らずブルブルと震える犯人よりは、雄弁に語って矛盾がバレる犯人の方が、ある意味で「犯人らしい」と私は考えます。

 

最後のエンディングでロールプレイをする場があるのなら、「あぁそうさ俺がやったよ!」と大声で語ってやりましょう。